楽天モバイルが、初期からの契約ユーザーへのサービスを変更しました。今契約する時に使うAPNに移行して運用することになります。
申込種別003と005の楽天モバイルユーザーが対象で、現在の申込種別008と009のユーザーと同じAPNに変更ということですね。
すでに実施されているので、APNの変更をしていない003,005のユーザーはすぐにでも端末のAPN設定を変えておきましょう。
変更内容
初期の申込種別003と005のユーザー(APN:vdm.jp)は008と009と同じ(APN:rmobile.co)に変更しなければならなくなりました。これにより、幾つかのサービス変更が発生しますので注意が必要です。
2016/11/30に該当APN(vdm.jp)が使えなくなりましたので、すぐに新しいAPN(rmobile.co)変更しておきましょう。
旧APN | 新APN | |
---|---|---|
APN名 | vdm.jp | rmobile.co |
ユーザ名 | rakuten@vdm | rm |
パスワード | vrkt | 0000 |
認証方法 | CHAPまたはPAP | PAPまたはCHAP |
です。
APN変更によって変わるサービスの点を出してみると
- 3Gモバイル通信使用不可
3日間の容量超過ペナルティ解除不可(3日間の容量制限自体が無くなりました)- バーストモード利用可
低速モードの通信量も3日間制限対象(3日間の容量制限自体が無くなりました)
などがあります。
3Gモバイル通信使用不可
申込種別003,005のユーザーは4G通信の他に3G通信も利用できましたが、新しいAPNでは3G通信が利用できなくなります。ですので、4Gが利用できる端末が必要になり、3G専用端末は利用できなくなります。ですので、3G専用端末を利用しているユーザーは4Gが利用できる端末に変更する必要があります。
3日間の容量超過ペナルティ解除不可
プランによって容量の差はありますが、それぞれに3日間での利用制限容量があります。それを超えると200kbpsの低速モードになり、日が超えて新たな直近3日間での利用制限容量以下にならないと、高速通信が使えなくなります。
今までは003、005ユーザーは高速容量を買い足せばその分は高速通信できましたが、APNを変えると3日間の容量制限が解除されるまでは高速通信が使えなくなります。つまり容量を買い足しても低速のままですので、間違って買うことがないようにしましょう。
現在は3日間の容量超過での通信速度制限はなくなりましたので、この項目は意味がなくなりました。
バーストモード利用可
低速制限中やベーシックプランにおいての低速通信の時にバーストモードが利用できます。楽天モバイルでのバーストモードとは、通信の最初75KB部分は高速で通信するというものです。
ですので、テキストデータなどの軽い通信ですとバーストモードによる高速通信でかなり快適なスピードになる可能性があります。動画や写真などの大きなデータですと、75KBはほぼ役にたたないくらいの容量です。
低速モードの通信量も3日間制限対象
旧APNでの通信は、高速通信での容量が3日間の制限対象になっていました。しかし、新しいAPNでは低速モードで利用した容量も3日間の制限対象に含まれるようになった上に、残っている高速容量も減っていくという、かなりつまらない状態になります。
ですので、3日間の容量制限によく引っかかるのであれば、プランをひとつ上げることを考えておいたほうが良いと思います。MAXの10GBでひっかかるようであれば(3日で1GB)、20GBや30GBのプランを検討してみましょう。20GB、30GBのプランは3日の制限はありません。
現在は3日間の容量超過での通信速度制限はなくなりましたので、この項目は意味がなくなりました。
最後に
2016/08時点では、楽天モバイルには3つのAPNが存在しましたが、1番古いAPNのユーザーを一番新しいAPNへ移行させて2つになり、3G通信ができるAPNが無くなりました。
3Gを含めたAPNを提供を終了して新しい4GだけのAPNに移行させると、今まで3G施設に使っていたシステム部分を新しく組み直して新しい4Gのサービスをさらに強化することができるようになります。
これによって、もしかしたら通信速度などが改善する可能性もありますので、003と005のユーザーはAPNの変更で少し手間がかかりますが、全体としてはこの変更が良いサービスに繋がっていくということを期待したいですね。