先日認知症が出ている高齢者に高額の契約を結んだと明るみになったPCデポ(ピーシーデポコーポ 7618.t)の株価がかなり下落しています
日本中から総スカンを食っていて、株式上場している会社は対応に追われています。しかし、内容が内容なだけあって、しばらく冷たい目で見られる状況になるでしょう。
このように、ひとつの問題が明るみに出ると一気に株が売られて株価が下がるというのは、投資家にとってもかなり深刻な話しです。そういうリスクも含めての株式投資ですが、いきなりこういう問題が発生すると、やはり株式投資は難しいと思ってしまいます。
今回のPCデポ問題は、それだけ大きい不祥事と世間は認識したのだということになりますね。
急落株を持っている場合
今回の様に急落する株を持っている場合、やることは損切りで早期に売るか、保持して状況により買い足して上がることを期待するという方向になると思います。
どちらにしても現在はリスクしかありません。
売れば、損が増えるのでマイナス(過去にもっと安い株価で買った方は別)、保持していてもこういう会社はユーザーに敬遠されて倒産する可能性もあるので、保持している分が丸損する可能性があります。
これはもう、どちらが良いかとは言えません。
こういうことは、株を購入するリスクが非常にわかりやすい場面ですね。たまに急騰することもありますし、たまに急落することもあるという株式投資の怖い所で、初心者が不安になるのがこういう所です。損をしたらどうしよう、という気持ちが株に手を出させない大きな障害ですね。
最近はNISAのように株購入対して優遇されている流れですが、誰しも損はしたくないので、二の足をふんでしまいます。
そういうこともあり、初心者は株主優待という多少の株価変動では影響が出ない「お得になる制度」がありがたいわけです。
初心者は株主優待目的でOK
株式投資は基本は売却益を得る、配当金を得るというのが目的で行われます。しかし、初心者でいきなりそれをやるのはすごく難しいのですね。
ですので、そういう目的というよりも株主優待でお得なものを選んでおいて、売却益が出るのであれば売ったり、非常に安くて買いやすいものができたら買うなどでまずは、株式投資の感覚を覚えたほうが良いと思います。
そうでないと、損ばかりして無理と思いかねません。
株主優待は銀行金利などよりもよっぽどお得ですので、多少のことで倒産しないような企業を選んでおけば手痛い目には合わないと思います。もちろん、がっつりと儲かるというのもそんなにはありません。
まずは損をしにくい範囲で、株式投資の感覚などを磨きながら株式投資の勉強をしていきましょう。○