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無くならないリスク。コンビニで宅配伝票が悪用される

この数十年で大きく成長して便利になってきたのが宅配便のサービスです。今では宅配便の窓口だけではなく、コンビニやスーパーなど、あらゆる所で利用することが出来るのでよく利用する方もいらっしゃると思います。

宅配便は便利ですが、特性上、住所や氏名や電話番号を記入するので、個人情報が丸見えになります。宅配サービスは、個人情報を悪用しないという前提で行われていますが、時にその前提が破られて悪用する人が出てくるのですね。

2016年6月23日に、個人情報を悪用したということでひとつ提訴が発生したようです。

セブン-イレブンに損害賠償請求

今回話題になった案件は、宅配便で使った個人情報の悪用ということです。

内容は、大手コンビニエンスストアチェーンであるセブン-イレブンの経営者が、セブン-イレブンで受付した宅配便の伝票を撮影して、その情報を使って女性の方に現金などを要求したということになります。

被害者の女性が、迷惑を受けたということでセブン-イレブンと交渉したものの、セブン-イレブン側が「(加害者はセブン-イレブンの)使用者ではない」として交渉を拒否したということで、提訴に踏み切ったとのことです。

原告の被害者女性側は、セブン-イレブン経営者時代の犯罪なので、セブン-イレブンには経営者を指導する義務があったとしています。セブン-イレブン側にとっては少々分が悪い裁判になりそうです。

個人情報の悪用は簡単

コンビニでの宅配伝票を悪用するのは非常に簡単です。

みなさん御存知の通り、宅配便の荷物には伝票がそのまま付いているので、それを撮影なりメモを取ればあっさりと個人情報が写し取れるのですね。コンビニで受け取った荷物は厳重に保管するわけでもありませんので、宅配業者が回収するまでは写し取り放題です。また厳重に保管するようになったとしても、保管場所に入れる前に受付した人が写し取ればどうにもなりません。

利用者がこれを防ぐ手立ては、宅配便を使わない以外にはありません。ですので、宅配業者側が個人情報を悪用しない、という前提でないと成り立たないのですね。

最後に

サービスを信用して利用したのに、情報を悪用されると、宅配便に限らずあらゆるサービスに対して不安になってしまいます。宅配サービスに限らず、銀行、公共料金、行政サービスなども同じです。結局、悪意がある人がやればどこでも個人情報を利用されてしまいます。

あらゆる個人が利用するサービスには、その個人の情報を使うのは仕方ありません。ですので、常にあるリスクを覚悟しながら、便利なサービスや必要なサービスを利用していくということになります。

そういう世の中の仕組みですから、せめて自分で回避できそうなリスクは避けて、できるだけ不安のない状況にしていくことが大切かと思います。○

  • この記事を書いた人

タコわさび

介護を見据えて平屋を建てて、自宅で働くように。後悔なく生きるために、様々なことを模索しています。 簡単なプロフィール プライバシーポリシー

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