4月に電力小売自由化が一般家庭にも行われることになって2ヶ月。色々な企業が名乗りを上げ、自社のサービスと抱き合わせで安くするなどのプランが次々と出てきました。
多くありすぎてわからない方もいらっしゃる中、小売電力の契約を変える人も順調に増えてきて、100万件を突破したようです。
色々な会社のサービスを見比べておく必要があり、面倒な方は何もしていないと思われるので、まだまだ件数は伸びていくかもしれませんね。
小売電力自由化とは
おさらいして簡単に言うと、一般家庭においては今まで大手電気会社としか契約ができなかったのですが、大手電力会社の分社化(発電、配電、小売)が行われ、小売の部分が自由化されました。
様々な業種が参入して、主には安く電気を使うことができるプランを提供してユーザーを取ろうとしています。
大手電力会社は防衛側に回って、できるだけユーザーを逃がさないように頑張る必要が出てきて、競争原理が働く状況となりました。
大手のひとつである東京電力ではプレミアムプランなどの新しいプランを導入してきています。
そのおかげで、電気料金が全体的に安くなり、光熱費が下がるということで主婦の皆様は大喜びですね。
100万件突破と言えども、全体の件数は6000万とも言われています。このうち変更するユーザーをどれだけ取り込めるかの各企業が勝負をしているところです。
まだまだ良いプランが出てくるかもしれませんので、一通り各社からプランが出揃ってからでも変更は遅くないかもしれません。
必要なもの
プランを変えるにはデジタル方式の電気メーターである「スマートメーター」が必要です。
今までのアナログ式の電気メーターを利用しているユーザーはメーター交換の工事が必要になりますので、多少電力の購入先変更をするのが遅くなる可能性はあります。
スマートメーターになれば、電力会社側もわざわざ家に行くこともなくワイヤレスで消費電力などのメーターの情報管理ができますので、家に入られるのが好きでは無い方にも良いと思います。
プランにおいては見極めが必要ではありますが、スマートメーターの工事は無料ですので、少しでもお得なプランがあれば変更してみるのも良いでしょう。
最後に
まだまだ、始まったばかりの一般家庭での電力自由化です。プラン変更に必要なスマートメーターもまだ数が足りなくて、全家庭に普及させるのも年単位の期間がかかります。
そういう中でも、お得な所があればできるだけ早く申請して、できるだけ購入先を変更しておきましょう。お得になるのは早ければ早いほどよいですからね。