電子レンジを長く使っていると、庫内がかなり汚れてきます。この汚れは洗剤を使っても落ちにくくて困っている方もいらっしゃるかと思います。
ここで、安価で手に入る重曹を使って、電子レンジの掃除をやってみました。
用意するもの
- 重曹
- 耐熱容器
- 水
- ブラシ、キッチンペーパー等こすったり拭き取るもの
です。重曹は結構入手しやすく、スーパーなどでも購入できます。
清掃の手順
軽い汚れ、普段の清掃
重曹水の蒸気で汚れを浮かせて拭き取ります。
- 耐熱容器に水と重曹を入れて混ぜておきます。コップ1杯に重曹スプーン1杯くらい。
- 重曹水が入った耐熱容器を電子レンジに入れて2~3分レンジで温めます。沸騰してもそのまま。
- キッチンペーパーなどで庫内を清掃すると、よほど頑固な汚れでなければ落ちます。
これの繰り返しです。重曹水を蒸散させて電子レンジ内を重曹水で蒸らす感じになります。
それでも落ちない頑固な汚れは下の項目へ。
頑固な汚れ
水と重曹を混ぜてペースト状にしたものを塗ってこすります。
- 水と重曹を混ぜてペースト状にして汚れに塗ります。
- 30秒ほどレンジであたためて汚れが落ちやすくします。
- ブラシやスポンジなどでこすって、汚れを落とします。
- 残った汚れの部分は、再び重曹ペーストを塗ってこするを繰り返します。
今回の掃除では
今回は汚れが頑固でしたので、重曹ペーストを使いました。なお、重曹水の蒸気では全く落ちませんでした。
結構油汚れがついていました。特に天井部分がかなり油汚れがひどいです。
重曹ペーストを使って何度かこすって掃除をするとこんな感じになりました。
完璧ではないものの、かなり綺麗になったと思います。気力次第ではもう少し綺麗にできたかもしれません。
なぜ汚れが落ちるのか
電子レンジ内の汚れは大部分が油汚れで、その油汚れは酸性です。重曹はアルカリ性ですので、酸性の油を中和すると汚れが落ちやすくなるのですね。また、油は温度が上がると柔らかくなるので、さらに落ちやすくなります。
逆にアルカリ性の汚れ(水垢など)を落とすには、酸性のクエン酸などを使うと落ちやすくなります。電気ポットや風呂場の水垢汚れなどですね。
汚れを中和するのが汚れ落としの基本になりますので、覚えておきましょう。
まとめ
- 普段の掃除、軽い汚れ:重曹水の蒸気で汚れを浮かして拭き取る。
- 頑固な汚れ:重曹ペーストを塗ってこする。
で、大抵の油汚れは落ちます。ガステーブルや換気扇などの油汚れも重曹ペーストで同じように落とすことができますので、中性洗剤で落ちない油汚れは重曹ペーストを活用してみましょう。○