近頃はパソコンに限らず色々な機器がインターネットに繋がれてデータのやり取りをしています。
そういうインターネットに繋いだ機器がサイバー攻撃に利用されるということが増えてきて、あらためてインターネット利用におけるセキュリティの重要さが見直されるような流れになってきました。
使うと便利なインターネットですが、それなりの問題対策をしてから利用することが求められてきました。
IoT機器とは
最近見るIoT機器という文字。これはどういう意味かといいますと、
Internet of Things : IoT
モノのインターネットと言われており、ざっくり言うとPC関連機器以外のインターネットに繋がれたモノがIoT機器と言われます。
これは結構メジャーなものでして、大型重機の稼働状況をリアルタイムで確認したり、電気の使用状況などを確認したりと、色々な場面で使われています。
低価格な長距離通信に向いているので、電話回線や無線では出来ない場面でもインターネットに繋がる環境があれば簡単に実現できます。
そういう機器が踏み台として利用されて、サイバー攻撃に使われているという現実が出てきています。
踏み台とは
ターゲットとなるコンピューターなどに攻撃をするときに、直接攻撃するとどこから攻撃したかがわかってしまいます。その時に直接攻撃するのではなく、間に不正侵入などで乗っ取りを行なったコンピューター等を介してターゲットに攻撃します。
すると、乗っ取られたコンピューター等からターゲットに攻撃が行われる形となり、本来の攻撃しているコンピューターが隠れることになります。
そういう、間に入ってしまったコンピューター等は「踏み台にされたコンピューター等」や「踏み台」と言われます。
不正行為の中継をしてしまったということになります。
最近の問題
コンピューターならウィルス対策ソフトなどが充実していますので、対策できることもありますが、その他の火災報知機や監視カメラなどの端末は、セキュリティが甘いことが多いです。
ネットを介してコントロールできる製品が乗っ取られてしまい、プログラムを書き換えられるなどしてサイバー攻撃を行うようにされるのです。これは、ユーザー側からは手が打てない問題で、製造開発時点でセキュリティを強くしておかなければならないのです。
便利な世の中になってきていますが、インターネットに繋がる機器は基本的には攻撃にさらされる危険があります。
ユーザーとしてはできるだけ安心だと思える機器を使い、パスワードを変更できる機器であれば変更し、何らかの対策をしておきましょう。それだけでも大分違うと思いますよ。○