世の中にはお店が色々ありますが、何かとキャンペーンと名をつけて、お得に利用できる機会を設けて顧客を作ろうという戦略が展開されます。
よく見かけるのが外食産業で、クーポン券や期間限定での値下げが行われ、いつもは食べない人でもその機会に利用するかもしれないという期待を持って行われます。
しかし、そのお得と思われる営業行為も、ミスやトラブル等が起こってしまえば注目されていた分一気にマイナスの印象を与えてしまう切っ掛けとなっていまします。
いつもと違う事を行うとミスが起きやすくなってしまいますが、老舗の大手レストランチェーンでも起こってしまう、結構注意が必要なものなのですね。キャンペーンというのは。
すかいらーくグループでのトラブル
大手チェーンだからこそニュースなどに出て広まることが多いのですが、今回すかいらーくグループでのトラブルは2件ありました。
- 「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」:持ち帰り商品の1割引きキャンペーン(2016/02/26~2016/03/03)
- 「ガスト」:超あらびきビーフバーグ・マウンテン100円引き(2016/02/25~2016/02/29)
ですね。
どちらも、購入額が少なくなるというもので、全く利用しない方はそれほど魅力的ではありませんが、そこそこ利用する方にとってはなんとなくお得感が出る感じのキャンペーンになっていました。
このキャンペーンですが、一部の従業員に周知されていなくて割引が行われなかったとのことです。
日本のお客さんは結構ゆるいので、「100円割引対象品ならそれを買った時点ですでに割り引かれている」と思い、金額を確認せずに、レシートさえも見ないでそのまま購入して帰るということがあります。
また、「割引されていない」と気づいたお客さんの内、結構の人数がもやもやしながらも割引されていない商品を持ち帰るということもあるでしょう。
そして、こういうお客さんはあとで愚痴を言ったりネットで拡散させるということを行なったりします。ですので、結構企業としては「詐欺行為」とまで言われて、結構イメージを落としてしまうのですね。
何が問題だったか
釈然としないのが、従業員が知らなかったから割引が出来なかったということです。
POSシステムが進んでいる所(例えばコンビニ)では、レジに商品を通した時に自動的に割引処理がされて、レジ係が割引を気にしなくても普通に会計処理ができるようになっています。手間がかかるのは、紙やスマホ画面などによるお客様から提示されるクーポンなどですね。
今回のすかいらーくの分は、あまりにもミスの件数が多いためそういうものでは無いはずです。クーポンなどを出されればレジ係は気づきますので、クーポンによる割引ではなく、販売価格自体が最初から割り引かれるものとなっているでしょう。
その場その場で手動で割引処理を行うのであれば、ミスは必ず出ますし、知らない店員がいたのであればキャンペーンが行われていないのと同じことになります。
外食産業はアルバイトやパートの方が仕事をすることが普通の職場になっていますので、そういう手間がかかる処理はできるだけ自動化するのが基本になります。
今回はそういう処理になっていなかったとしか思えない状態でしたので、それぞれ15000件と6000件の割引ミスが出たのだと思います。
まとめ
割引などでいつも行かない所で買物をする時、通常の値段とキャンペーンでの違いを確認しておきましょう。
確認せずに通常の料金を支払うのは、正規のサービスを受けたにも関わらず、満足度が低くなってしまいます。
自分が支払うお金であれば、納得できるような使い方をしていきましょう。○